浴室の水漏れで見積もり50万円?|賃貸物件の水漏れ修繕
「自宅浴室の配管あたりから水漏れしているようで、見積もりを取ったら総額50万円くらいになった。これくらいかかるもの?」
懇意にしている取引先から、こんな相談がありました。
50万円。なかなかの金額です。
詳しくお話を伺うと
・常に漏れているわけではない
・毎日ではなく、2〜3日に1度のペースで漏れている
とのこと。
給水管からの漏水なら、本来はずっと漏れ続けるはず。
数日に1度だけということは、配水管でもなくて、入浴やシャワーで水がかかったときだけ漏れてるんかなぁ~?と考えを巡らせていたところ、思い出したのが、以前別の管理物件で起きた水漏れです。
浴室の化粧棚(壁に埋め込まれた小物置きの収納棚)の開口部から水が入り込み、階下の洋室に漏水したという事案。
もしかして今回も?と思って確認してもらったら……
ドンピシャでした。
原因は、化粧棚の開口部にあるパッキンの劣化。
コーキングで隙間をふさぐ処置だけで解決し、費用は数万円。大がかりな工事は全然いりませんでした。
もちろん、最初の業者さんがわざと高い見積もりを出したとは限りません。
ただ、似たような事例を一回経験してたら、水道のプロでもない私でも「ここちゃうかな?」って見当がつくんです。
この件で改めて感じたのは、「修繕費用を左右するのは工事の腕だけでなく、原因を見極める経験と判断力でもある」ということです。
今回。原因に気づけたのは、過去の漏水事案で職人さんと一緒に原因を探り、対応した経験があったからです。
こういう引き出しは、色んな物件や現場に立ち会って、信頼できる職人さんと一緒に動いてきた積み重ねの中でしか増えていきません。
一方で、どの業界でもベテランが培ってきた経験や技術が、若手に十分受け継がれていないケースがあります。
今後ベテランの引退や廃業が進めば、「直したいのに頼める業者がいない」
そんな状況が増えていくかもしれません。
だからこそ管理会社としては、今お付き合いのあるベテランの職人さんや工務店さんを大事にするのはもちろん、技術を受け継ぐ次の世代ともつながっておくことが大切やと思っています。
管理会社の差は「修繕のとき」に出る
賃貸管理業は、サービス内容だけでは差別化が難しい業界です。 でも、いざ修繕が必要になったとき。 原因をちゃんと見極めて、信頼できる業者さんと連携して、必要な工事を適正な費用でできるかどうか。 ここには、管理会社ごとの差がはっきり出ます。 これからは、ベテランの職人さんとの関係を大事にしながら、若手の大工さんや工務店さんともネットワークを持ってる管理会社が、もっと評価される時代になると思っています。 管理会社の仕事は、目の前のトラブルを解決することだけではありません。 将来にわたってオーナー様の大切な資産を守れるよう、修繕を支える体制そのものを整えておくことも、私たちの重要な役割やと思います。 修繕の見積もりを見て「これは適切な工事なん?」と感じたら、決める前に一回、気軽に声かけてください。大阪で賃貸管理・建物管理を行う株式会社ツイン総合管理では、設備トラブルや修繕、原状回復など、建物に関するさまざまな管理業務を日々行っています。